完全な姿を留めた恐竜のミイラ化石発見される(※画像あり)
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ソース:https://thepage.jp/detail/20170518-00000030-wordleaf
完全な姿とどめたミイラ化恐竜化石を発見 ── カナダ・アルバータ州2011年にカナダで発見されたノドサウルス系の鎧竜恐竜の骨格化石。ミイラ化した恐竜化石は非常に珍しい。(c)Royal Tyrrell Museum
ミイラ化恐竜の大発見
15日のNational Geographicに、カナダアルバータ州で”ミイラ化”した新種の鎧竜化石が発見されたことが発表されました。
まるで彫刻のようなインパクトのある姿をとどめた化石発見は、今後の恐竜研究にどのような可能性を与えるのでしょうか。古生物学者の池尻武仁博士(米国アラバマ自然史博物館客員研究員・アラバマ大地質科学部講師)が、報告します。
「一度(ひとたび)生を享け、滅せぬもののあるべきか」。織田信長が好んだという
この「人間50年」からはじまる有名な敦盛の唄の一節には、古今東西、時空を越えた人類共通の生命観のようなものひそんでいるようだ。しかし化石研究者は、長大な太古の時代から残された遺物 ― 化石 ─ に、何かしら「永遠の命」
または「不老不死」のイメージをのぞいているのではないだろうか?
たとえ非常に限られものしか化石記録として残らない運命(さだめ)だとしても。(化石として保存され、
我々に発見される太古の生物は、確率として非常にわずかなもののはずだ。)化石記録において、時として我々の常識を大きく超えたものが発見される時がある。
例えば以前に紹介した恐竜の皮膚の化石(こちら参照)や氷付けのマンモス(こちら参照)。
最古の生物の記録も(その「古さ」という点において)、驚きに値する(こちら参照)。5月15日にNational Geographicにおいて発表された、「ミイラ化」した恐竜化石発見のニュースは、
化石記録における我々の常識を大きく揺さぶるには十分すぎるインパクトを備えている。
http://www.nationalgeographic.com/magazine/2017/06/dinosaur-nodosaur-fossil-discovery/