【リボ払いの恐怖】利用者「払い続けても残債が減っていかないない」と生活センターへの相談激増
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【リボ払いの恐怖】利用者「払い続けても残債が減っていかないない」と生活センターへの相談激増
毎月の返済額に上限を設けるクレジットカードの「リボ払い」を巡るトラブルが増えている。2006年度に197件だった国民生活センターなどへの相談は15年度には774件と、
4倍になった。知らないうちにリボ払いとなっていて、「手数料」を意図せず支払わされたとの相談が多い。利息に相当する手数料は高率で、数十万円に上ったケースもあり、
専門家は注意を呼びかけている。【大迫麻記子】◇高率な手数料、相談急増
リボ払いは、返済上限額を超えた分が翌月以降に繰り越される。上限を3万円とした場合、5万円を使うと2万円は繰り越される。支払残高には年率15%程度の手数料がつく。
同センターなどによるとトラブルは(1)カード作成時に、すべてリボ払いになってしまう項目に知らずにチェックを入れてしまう(2)リボ払い専用のカードだと気付かずに使う
--というケースで起こることが多い。あるカード会社では、入会時の会員規約の文字が1ミリ以下と小さいうえ、リボ払い上限額設定の項目が「あと決めプラン」
と表記されているため分かりづらく、チェックを入れると、買い物の際に「一括払い」と指定しても、リボ払いになってしまう。東海地方の60代男性は、買い物した店に一括払いを指定したところ、カード会社から「支払残高が限度額の100万円を超えた」との連絡が来た。
驚いて確認すると(1)のケースで、リボ払いとなっていたことが判明したという。
…………………………◇リボ払い
「リボルビング払い」の略で、クレジットカードの支払い方法の一つ。英語の「revolve(循環する)」が由来。利用件数や金額にかかわらず毎月の支払額が一定になり、
支払残高に年率15%程度の手数料がかかる。支払額が常に一定の「定額方式」や、あらかじめ定められた支払残高に応じて、支払額が増減する「残高スライド方式」などがある。
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